5000人の第九
音楽に興味もなかった自分が昨年始めた第九をきっかけに合唱に目覚め今では掛け持つようになるほど嵌ってしまった。
本命の合唱団は池袋。団員300名弱。
今日の合唱団は墨田にある「国技館5000人の第九コンサート」。その発会式に行ってきた。
ウィキペディア「5000人の第九」
今日の発会式に出席した人は約500人。それでも池袋より全然多い。
どんな人たちの集まりかと思ったが池袋同様ご年配の方が多い。
経験者が多く練習もいきなり通した。皆、久しぶりに歌ったせいか声があまり出ていなかったように感じる。
相変わらずテノールの人数は少なく自分の声がどことなく目立った気がした。
合唱指導の先生はこれまた面白い人で(指導者は皆面白い)毒舌を交えた楽しい練習だった。
合唱とは大勢が一つになって歌うものだが実際は一人一人が主役であり指揮者と1対1で歌うものだと論じていた。なるほどと、つくづく感じた。
確かに周りの声を気にして第一声が出にくい時などがある。5000人も居れば自分一人くらい歌わなくてもではなく自分が主役と言う気持ちで歌い、その一人一人が大勢になった時、真の合唱となる。
何となく分かる気がする。確かにそうだな。
第九を通してベートーヴェンの偉大さ、そして音楽と言う芸術に触れ合い、更に人類は一つと言う世界平和(ここまでくると宗教じみてくる)まで感じさせられる。
実際、あの壮大な第九を合唱しているとあたかも大自然の前に立たされたかの如く人間の小ささを感じる。
仕事柄、興味があると言えば株が上がった、下がった、為替が円高、円安。そんな事ばかりやっている自分にとってこの世界は特別なものに感じる。
最近は腐れきった話題しかニュースでもやらずこの日本は本当に沈没するんじゃないかと危惧する。
合唱に興味のない人も是非第九を通してこのちっぽけな人類を感じ、そして何をするべきかを感じ取ってもらいたい。
でも現実に戻るとやっぱり株価が一番気になるのがちっぽけな自分だな。